インスタがあるからホームページはいらない?ホームページが果たす3つの役割

こんにちは!中小企業の経営パートナーしおみです。

インスタがあるからホームページはいらないですか?

今日はこちらの質問に回答していきます。

「ホームページは必要なのか?」という疑問を持つ事業者は多いですし、僕自身も事業を始めた当初はホームページはなくてもいいんじゃない?と考えていました。

特に、最近ではインスタで手軽に集客ができるようになったこともあり、インスタをホームページ代わりにする事業者も増えています。

本記事では、

  • ホームページが必要か?
  • ホームページの役割や目的
  • 貴社ではどうなのか?

このあたりについて、解説していきます。

貴社にホームページが必要かどうか判断できる早見表を作ってみたので、貴社の事業においてホームページが必要かどうか、参考にしてみてくださいね。

目次

本当に「インスタがあるからホームページはいらない」のか?

そもそも、「インスタがあるからホームページはいらない?」という疑問はなぜ生まれるのでしょうか?

それは、インスタで集客ができているからです。

ホームページの目的が「集客だけ」だと思っているので、インスタで集客できればOKという考えに至ります。

これは決して間違った考えではありません。

実際に、インスタで集客できれば、ホームページなしで企業の経営は成り立ちます。(売上は確保できるので)

しかし、実際には、ホームページには「集客」以外の目的、役割があるんです。

これらを理解すれば、貴社の事業においてホームページが必要かどうか判断できるかと思います。

では、ホームページの役割・目的を見ていきましょう。

集客だけじゃない!ホームページが果たす3つの役割

ホームページには大きく3つの役割があります。

  1. 集客
  2. ブランディング
  3. 販売

以下で詳しく解説していきますね。

ホームページの役割① 集客

ホームページ1つ目の役割は集客です。

しかし、ここで勘違いしてほしくないのですが、ホームページを作ったから集客できるというわけではないということです。

困ったことに、ホームページを作ったらお客さんが来ると思い込んでいる人が非常に多いです。

しかし現実は、そんなに甘くありません。

めっちゃ大金を支払ってこだわったおしゃれホームページを作ったのに、月の訪問者数が1人…2人…

こんなことが往々にして起こっています。

ホームページを作っても、訪問者を増やす努力をしなければ誰にも見られることはないのです。

訪問者を増やすには、たとえば

  • SNS経由で訪問してもらう
  • 配った名刺に記載したリンクから訪問してもらう
  • Google検索で見つけて訪問してもらう(SEO)

などがあるので、ホームページを作ったら、こういった方法で訪問者を増やす必要があります。

では、ここでいう集客とはなにかというと、「受け皿」ができるという意味です。

例えば、Googleで「株式会社ファンマネジメント」と検索をした際に見つけてもらうことができますよ。ということです。

逆に言えば、当社のことを知らない人は、「株式会社ファンマネジメント」と検索することはないのです。

検索してもらえたら見つけてもらうことができる。

しかし、訪問者数を増やすには、別の施策が必要!ということです。

会社の認知度を上げる効果はほとんどないのでご注意を。

ホームページの役割② ブランディング

ホームページの2つ目の役割はブランディングです。

ブランディングってなに?というところから話すと長くなるので、この話は別ページでまとめようと思います。

すごーーく噛み砕いて言うなら

ちゃんとしたHPがあるなら安心だね!

と、お客さんに思ってもらう効果です。

いまどきそんなこと思う人がまだいるんですか?

と質問されることもありますが、まだまだ(というかおそらく今後もしばらくは…)ホームページの信頼を得る効果は絶大です。

(もちろんその効果の大きさはホームページのクオリティーに左右されますが)

ライバル企業がホームページをもっているならなおさら効果は高いですし、そうでないならライバル企業と差をつけるチャンスでもあります。

業種にもよりますが、ホームページを持つことで「ちゃんとした企業」だと認知してもらうブランディング効果は十分にあると考えています。

ホームページの目的③ 販売

ホームページの3つ目の役割は販売です。

ここでいう販売には、2つの過程があります。

STEP
購入の決意をしてもらう
STEP
実際に購入してもらう

購入の決意をしてもらう

ホームページには、貴社の商品やサービスを正しく伝えるという効果があります。

価格だけでなく、理念や歴史。

どんな人が販売しているか?など、多くの情報を正しく伝えることができるので、ファンになってもらいやすいのが特徴です。

商品を販売するだけなら、プラットフォーム(Amazonや楽天など)でも可能ですが、価格を中心とした最低限の情報のみを提供しているプラットフォームでは価格競争に陥りやすいのが特徴です。

実際に購入してもらう

「購入してもらうまでの動線を引くことができる」これもホームページの強みです。

SNSは集客には向いてますが、(商品にもよりますが)販売には不向きであることが多いです。

せっかくたくさんの人が集まっても、実際に購入するまでの動線が引けない(引きにくい)こともあります。

インスタにおいては、商品を販売できるように仕様が変更されたりしていますが、購入までの動線はホームページを持った方がまだまだやりやすいと考えています。

「ホームページはいらない?」早見表でチェック!

すごくざっくりで参考程度にしかならないかもですが、早見表たるものを作ってみました!

正直、結論を出すには他にも多くの要素があるので、この表では一概に結論を出しにくいのでご了承ください。

ホームページが必要かどうか判断するポイントは、ざっくり4つ。

  • インスタで集客できているか
  • 貴社の業態(BtoB あるいは BtoC)
  • 店舗を持っているか
  • 販売までの動線

この4点の判断基準について、少し解説しておきます。

判断基準① インスタで集客できているか

集客効果をインスタで得るのか?ホームページで得るのか?

まずはここから判断します。

どちらで集客しても構いませんが、現状インスタで集客できていないなら、どちらで集客するのか?を考えていく必要があります。

判断基準② 貴社の業態(BtoB あるいは BtoC)

BtoB(企業がお客さん)の場合、やはりホームページはあった方がいいでしょう。

これはブランディングの観点からです。

BtoC(一般人がお客さん)の場合、ブランディングの観点においては、そこまでホームページは重要ではないかもしれません。

しかし、前述したように、業種によっては、ホームページがあることで他社と差別化が可能です。

特に専門性が強い分野(鍼灸・パーソナルトレーナーなど)はホームページでのブランディング

「ちゃんとしてそう」というイメージは武器になり得ます。

判断基準③ 店舗を持っているか

販売動線が必要かどうか?は、店舗を持っているかどうかに関わってきます。

なぜかというと、店舗を持っていれば、店舗にさえ来てもらえば商品が売れるからです。

SNSやホームページでは「いかに店舗に来てもらうか?」にだけ集中すればいいので、販売動線が引けなくてもいいのです。

つまり、店舗を含めて「どこで販売するか?」を決めることで、ホームページの必要性が決まってきます。

判断基準④ 販売までの動線

店舗を持たない場合、販売する場所として主に以下の3つがあります。

  • SNS上
  • LP(販売専用ページ)
  • プラットフォーム(Amazon、楽天など)

これらで販売することができる(ホームページでなくてOK)業種の場合は、無理にホームページを持つ必要はないでしょう。

ただ、購入の決意をする段階(多くの情報を正しく伝える)でのホームページの効果は大きいので、ホームページ作成検討の余地ありですね。

結論「インスタがあるからホームページはいらない」とはならない!

ホームページの役割3つをまとめると

  1. 集客(受け皿)
  2. ブランディング
  3. 販売動線

インスタにはできない役割もあったりします。

ただ、業種によっては、インスタだけでOKという場合もおおいにあると考えています。

早見表である程度は判断できると思うので、ぜひチェックしてみてください。

とはいえやはり、ホームページの効果は無視できない大きさで、実際にホームページを作成したことで、問い合わせや売上が倍増したという事例もあります。

判断が難しい!という場合は、遠慮なくお問い合わせくださいね。

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