値上げが事業を救う理由:競争力を高める価格設定のコツと事例

こんにちは!中小企業のマーケティングパートナーの株式会社TORUSです。

今回は、多くの経営者が直面する「値上げ」の課題についてお話しします。

世間では値上げラッシュが続いていますが、皆さんの事業では販売価格の見直しをされていますか?

この記事では、値上げが持つ重要性や事例を交えながら、長期的に見た成功のヒントをお伝えします。

目次

値上げをしないリスクとは?

値上げが避けられない理由として、まず挙げられるのが「仕入れ価格の上昇」です。

仕入れが高くなれば利益が圧迫され、結果的に販売価格を上げざるを得ません。

しかし、これだけではありません。

長期的な視点で見ると、値上げをしない選択は競争力を失う大きなリスクを伴います

利益率が下がり続けると、事業の運営に必要な品質改善やサービス向上に投資できなくなります。

これが続けば、最悪の場合、事業の存続が危ぶまれる事態にもなりかねません。

ですので、値上げは適切なタイミングで行っていかなければならないんです。

値上げがもたらす変化

値上げをすると一時的に顧客数が減ると心配する声は多いですが、それは必ずしも悪いことではありません。

値上げにより「価格重視」の顧客層が離れる一方で、商品やサービスの価値を評価する顧客が残ります。

このような顧客層は、リピートや口コミで事業を支えてくれる貴重な存在です。

値上げが成功すると、以下のような変化が見られます

  • 商品やサービスの品質向上が可能になる。
  • より高い付加価値を求める顧客層が獲得できる。
  • 競合との差別化が図れる。

一方、値上げを避け続けると、「低価格」を求める顧客ばかりが残り、さらなる値下げ競争に巻き込まれる危険性があります。

値上げをこれまでの2倍3倍にするとなると話は別ですが、基本的にコンセプトにマッチしているお客様は多少の値上げでは離れていきません。

実際の事例:値上げの成功例

ここで、実際の事例を2つ紹介させていただきます。

事例①:宿泊施設の事例

当社がサポートする宿泊施設では、価格を3年間で1.6倍に引き上げました。

この間、リブランディングを行い、施設改修やコンセプトの再策定を実施。

その結果、以下の成果を得られました

  • 宿泊単価:166%
  • 顧客単価:23%増加
  • 宿泊人数:134%増加

値上げ後も顧客数が減らなかった要因は、施設のコンセプトに共感する新たな顧客層を取り込めたことにあります。

事例②:飲食店の事例

別の飲食店では、看板商品の価格を1年間で10%引き上げました。

その結果

  • 来客数:92%
  • 売上:104%

という結果になりました。

来客数は若干減少しましたが、売上はむしろ増加

こちらの飲食店は、当初よりしっかりとしたコンセプトの確立ができていたためリブランディングは行いませんでしたが、公式LINEやECサイトを活用しコアなファンの獲得に成功しました。

毎月訪れてくれるコアなファンもできました。

このように、適切なタイミングでしっかりとしたコンセプトに基づいた値上げは、お客様にとっても事業者にとっても必要な変化なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

値上げは一時的な挑戦に見えるかもしれませんが、長期的な視点で見れば事業を成長させるための大切な施策です。

安定した収益を確保し、競争力を高めるために、値上げを恐れず取り組んでみてはいかがでしょうか?

それでも、やはり値上げとなると不安になる方もいらっしゃると思います。

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