[企業再生事例]倒産寸前から奇跡のV字回復!1年目に実施した3つの施策

こんにちは!中小企業の経営パートナーしおみです。

今日は、実際のクライアント様の成功事例を紹介します。

すべての企業様に当てはまるわけではないですが

「こんな施策がうまくいった!」というものを紹介するので、参考にしてもらえたらと思います。

  • 倒産秒読みの老舗企業が
  • 売上昨年比235%
  • たった1年でV字回復

企業再生1年目におこなった3つの施策を厳選して紹介します。

貴社の事業でも取り入れた方がいいと思う施策であれば、ぜひ取り入れてみてください。

目次

[事例紹介]第一次産業 A社様のケース

今回紹介するのは、一次産業に従事するA社様の事例。

実施した施策を紹介する前に、簡単に企業再生に入る前後1年の状況をお伝えしますね。

企業再生前のA社

A社は、業界のパイオニア。

これまでの歴史を作ってきたと言っても過言ではない約100年続く老舗企業です。

しかし、実情はというと、毎年赤字が膨らんでいく状態

倒産寸前。巷では「再生不可能」とまで言われていました。

企業再生1年後の状態

これまで一族経営だったA社を救ったのが、現社長。

一族ではありませんが、A社と長く関わりリスペクトしていたそうです。

様々な施策を打ち出し、倒産秒読みだったA社をたった1年でV字回復させてしまったのです。

まだまだ課題はありますが、結果として昨対売上235%

利益額も大幅改善、2年目へとつなぐことができました。

効果絶大!A社を救った1年目に実施した3つの施策

A社が赤字を膨らませていき、倒産寸前となった原因はもちろん1つや2つではありません。

1年目に実施した施策は山ほどあるのですが、本記事に載せる内容を社長に厳選していただきました。

  • 当社(株式会社TORUS)が関わった
  • 効果が絶大だった

そんな施策3つに絞って紹介していきますね。

施策① 数値の視える化

社長と僕の中で満場一致の超有効策がこちらです。

簡単に言うと、A社は「100円で作った商品を80円で販売」

こんなことをやっていたのです。

つまり、売ったら売っただけ赤字が膨らんでいく状態です。

「そんなバカな!」と思うかもしれませんが、実はこういう会社は少なくないです。

なぜこんなことが起きるかというと、原価を正確に把握できていないからです。

特にA社の場合、一次産業なので原価は複雑。

商品1つあたりにかかってくる経費をタイムリーに把握できておらず、決算時に「あれ?」と。

なので、まずは経営指標となる数字をタイムリーに把握するということをやっていきました。

例えば、ほんの一部ではありますが、こんなシートを作って数値を視える化しています。

こちらのシートは、企業再生1年目にスタートした飲食店の数値です。

  • 目標
  • 売上や来客数
  • 人件費などの経費
  • 営業利益

これらの数値を日々、タイムリーに確認できるようにしています。

こういった仕組みを飲食店だけでなく、生産現場、個人販売や業者販売などすべて連携して実装したのです。

そうすることで、経営指標が社長のもとに集まり、誤った経営判断をすることを回避できるようになったのです。

  • Googleワークスペースを活用して作っているのですが、作り方などは別記事で紹介していく予定です。

施策② 顧客リスト化・リスト活用

次におこなったのが「リストマーケティング」という概念の導入です。

簡単にいうと、リピーターを増やす仕組みづくりです。

  • 「リスト」や「リピーター」の概念についてはこちらの記事をご参照ください

具体的には、LINEアカウントやメルマガの運用です。

こちらに登録してもらえれば、いつでもA社からお客さんにアプローチできます。

A社の顧客リストを作ったのです。

1年目はメディア露出を増やす戦略をとっていたこともあり、たくさんの集客が見込めました。

そこで、「受け皿」を作ったイメージです。

メディアに露出すると、とにかくたくさんのお客さんがやってきます。

しかし、これらのお客さんはあくまで一過性。

メディア露出が減れば、A社のことも忘れるのが普通です。

だから、一度関わったお客さんをA社の顧客リストに名前を載せていき、再購入のためのアプローチをおこなっていきました。

施策③ ブランディング

こちらの施策も、どちらかと言えば「受け皿」としての戦略です。

たくさんやってくるお客さんに「想い」や「ストーリー」を知ってもらうために、HPなどの制作物に力を入れています。

一度整理して言語化することで、お客さんにわかりやすいのはもちろんですが、自分たちがやることに一本筋が通るんですよね。

今までなんとなく、感覚でぼんやり思っていたことを言語にすることで、自分たち自身を洗脳していく感じです。

事実、こうすることで、働く従業員や社長までにも自信を持てたりと良い効果が生まれました。

まとめ

冒頭で話したように、すべての企業様に当てはまるわけではないかと思います。

  1. 経営指標をタイムリーに集めて
  2. リストマーケティングを取り入れて
  3. ブランディングする

という施策は、もしまだやっていないようでしたら検討する価値はあるかと思います。

特に、経営指標の視える化ができていないようでしたら、絶対にやった方がいい

僕らが掲げる「脱・感覚経営」

それだけで、安定した経営に切り替えることができて、日々の不安は軽減されます。

参考になれば幸いです!

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