こんにちは!中小企業のマーケティングパートナーの株式会社TORUSです。
今回の記事は、書籍のレビューです。
結構いい本だったので、私の経験も踏まえた上でどんな学びがあったのかをお伝えしたいと思います。

「原因と結果の法則」
という書籍なんですが、嘘で批判があるなんて話もあります。
また、書籍の中に名言がでてきますので、それを3つご紹介したいと思います。
書籍「原因と結果の法則」とは?一言で要約すると?

この書籍は、イギリスのJAMES ALLEN(ジェームズアレン)という方が1902年に書いた本です。
120年以上前のかなり古い本の日本語翻訳版です。
「愛されて10年」とありますので、日本語訳されてから10年なんだと思います。
『AS A MAN THINKETH』という英語のタイトルを意訳すると「人は、心の中で考えたとおりの人になる」という意味になります。
これは、ナポレオン・ヒルとかデール・カーネギーとかアール・ナイチンゲールのような方々に強い影響を与えたとされる自己啓発書のバイブルです。
この本を一言で要約すると、「今の状況は全部貴方の責任です」という身も蓋もない内容です。
でも、すごく納得のいく文章でまとめられているんです。
「原因と結果の法則」は嘘で批判もある?

本書に対して「嘘だ」とか批判もあるようです。
Amazonレビューを見てみると
Amazon
- 精神論だけで内容がつまらないです
- 知人に強く勧められて読んだが、あまりのくだらなさに閉口した
- 中身のない精神論で浅い
などの辛辣なレビューもあります。
確かに私も、ごくシンプルな内容だなという印象を持ちました。
しかし、重要なことって実はすごくシンプルだったりするんです。
例えばダイエットで考えてみると、
「どんな方法でダイエットをするか」よりも「ちゃんとダイエットをやり遂げるという強い気持ち」の方が絶対に大事なんです。
良い方法はないかなと探してノウハウコレクターで終わってしまう人が多く、永遠にダイエットができないケースも多々見かけます。
この本に対して「薄い」とか「浅い」と言っている人は、方法論とかテクニック系の本を探している人なのかなと思います。
テクニックは確かに重要なんですけど、「想い」とか「強い気持ち」の上に成り立たないと、どんな方法でも失敗します。
それを考えると、土台となる「気持」という部分にフォーカスを当てたこの本は、すごい名著だなと私は思います。
そして、「現実を見たくない」と思う方も、批判したくなるんじゃないかなと思います。
自分が今こんな状況なのは自分のせいじゃない
環境が悪いんだ
周りの人のせいなんだ
生まれた環境が悪いんだ
というような他責思考の方には絶対に届かない内容かもしれません。
「原因と結果の法則」に書かれている3つの名言

本書は、自分の責任であったり人生を自分でコントロールする気持がある方にとっては、すごく響く内容の本だと思います。
この本に書かれている名言を、3つ紹介したいと思います。
名言1:行いは想いの花であり、喜びはその果実です
私も始めとして、多くの人は「結果」という果実しか見れていない事が多いと思います。
「これだけ稼いだ」「こんなに年収があがった」などの良い結果や、「全く稼げない・・・何故なんだ・・・」などの悪い結果もあります。
これらの「結果」=果実を良いものにしないのなら、それを育てるための土壌が最も大切です。
つまり、「原因」となる「自分の考えや想い」が最も大切なのであって、
- 良い考えや想いを持ち続けることができれば、結果も良い果実になる
- 悪い考えや思いを持ち続けてしまったら、結果も悪い果実になる
ということになります。
自然界にとっては当たり前のことのように思いますが、いざ人に置き換えみると
「どうやったら稼げるんだ」「稼ぎたい」
という結果にばかりフォーカスが当たってしまい、その「原因となるところ」には全くフォーカスが当たっていない事が多いのではないでしょうか。
やはり、結果だけ見てもしょうがないんです。
その結果をもたらす原因の方にちゃんとフォーカスを当てないと、結果を出し続けることはできないと思います。
名言2:トウモロコシからはトウモロコシ以外育たない
これも自然界で考えるとごく当たり前のことなんですが、トウモロコシからはトウモロコシしか育ちません。
これを人間に置き換えると、良い思いや行いはけっして悪い結果を発生させませんし、悪い思いや悪い行いはけっして良い結果を発生させません。
いざ自分の事として考えるとこの法則から外れているんじゃないかと思いがちですが、我々人間も自然界の一員ですので、この法則からは外れないということになります。
人以外の事に置き換えると、すごくシンプルに考えることができますよね。
名言3:もし成功を願うなら、それ相応の自己犠牲を払わなければならない
私は起業して4年くらい経つのですが、これまで出会った多くの起業家が言う言葉の一つに
「人生は振り子だから」
という言葉があります。
要は、楽なことばかりやっていたら成功は掴めない。
今は楽な方に振り子が向いていても、それはつまり「後から楽じゃないほうに振り子が向く」ということでもあるんです。
経営者の中には体を鍛えている方が多いのですが、それは「きついことをやってちゃんと自分をコントロールしないと、自分のやりたいことを達成できない」という振り子の考えに基づいているんだと思います。
有名な実例をご紹介
ミュージシャンのGACKTさんが白米を食べないということはご存じでしょうか。
その理由は
「好きなものを同時に2つ手に入れることはできない。だから、ミュージシャンとして成功するには、自分の一番好きなもの=白米は食べない」
と決めたからです。
これも、もし成功を願うのならば、それ相応の自己犠牲を払わなければならないということを、強い想いで実践している実例です。
まとめ
今回は「原因と結果の法則」という本の感想と、私がどんな点が良いと感じたのかについてお伝えさせていただきました。
楽なことときついことはちゃんと振り子になっている
私も人生の中ですごく実感していることなので、ぜひ考えていただくきっかけになればと思います!
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