こんにちは!中小企業のマーケティングパートナーの株式会社TORUSです。
現代のビジネスに欠かせないツールとして注目される「SaaS(サース)」。
その言葉を耳にすることはあっても、具体的に何を指すのかわからない方も多いでしょう。
この記事では、
- 「SaaS」とは何
- メリット、デメリット
- 他の類似サービスとの違い
を初めての方でもわかりやすいように簡単に解説していきます!
「SaaS」の基本とは?

「SaaS」とは?—シンプルな定義
「SaaS」は「Software as a Service」の略で、「ソフトウェアをサービスとして提供する」という意味です。
つまり、ソフトウェアを自分のパソコンにインストールする代わりに、インターネットを通じて必要なソフトウェアを使うことができます。
(SaaSの一例)
Googleドキュメントを使う時、特別なプログラムをパソコンにインストールする必要はなく、インターネットが繋がっていれば、ブラウザから直接文書を作成・編集ができます。
これにより、パソコンの空き容量を気にすることなく、いつでも最新の機能を使うことができます。
SaaSの歴史—どのようにして発展してきたか
SaaSのアイデアは1990年代に生まれ、インターネットが広く使われるようになると、2000年代に入って急速に普及しました。
最初は単純なツールが多かったですが、インターネット技術の進歩に伴い、より複雑なソフトウェアもオンラインで使えるようになりました。
例として、Salesforce.comがあります。
Salesforce.comは1999年に設立された会社で、顧客関係管理(CRM)をオンラインで提供することで知られています。
これまで企業は重たいソフトウェアを自社のサーバーにインストールして使っていましたが、Salesforce.comのようなサービスが登場することで、インターネットを通じてどこからでも顧客情報にアクセスできるようになりました。
これがSaaSの強みであり、多くの企業にとって大きな革新となりました。

「SaaS」の具体的な例とその活用方法

代表的な「SaaS」サービス例
「SaaS」の代表的な例は、Google WorkspaceやMicrosoft Office 365です。
これらは、
- 文書作成
- 表計算
- プレゼンテーション
を作成するためのツールをインターネット上で提供しています。
(例)
【Google Workspace】
- Googleドキュメント
- Googleスプレッドシート
が含まれており、これらのツールはインターネットがあれば、どのデバイスからでもアクセスできる。
オフィスにいなくても、家や外出先で同じファイルをリアルタイムで編集できるため、チームでの共同作業が格段にスムーズになります!
【Adobe Creative Cloud】
- 写真
- ビデオ編集
- グラフィックデザイン など。
クリエイティブな作業に使う多くのプログラムをオンラインで提供。
従来は高価なソフトウェアを一つずつ購入し、パソコンにインストールする必要がありましたが、Adobe Creative Cloudでは、月額料金を支払うことで、常に最新のツールが使用可能です。
データもクラウド上に保存されるため、どこからでも作業を続けることができます。
各業界での「SaaS」の活用事例
「SaaS」は、さまざまな業界で幅広く活用されています。
それぞれの業界や個々のニーズに応じた「SaaS」の活用が進むことで、より効率的で柔軟なビジネス運営や教育環境が実現されています。
(例)
小売業界:
- Shopify
- Square
のようなSaaS製品が、店舗運営やオンライン販売の管理を簡単にします。
「商品の在庫管理から注文処理」「顧客データの分析まで」一元管理できるため、効率的にビジネスを運営できます。
また教育分野でも、「SaaS」は大きな影響を与えています。
(例)
- Khan Academy
- Coursera など。
【学生側】
- オンラインでさまざまな科目を学べるようにする。
- 時間・場所に縛られずに、自分のペースで学習を進めることができる。
【教師側】
- 生徒の進捗状況をリアルタイムで把握できる。
- 個別のサポートが必要な生徒に迅速に対応できる。
- 教育の質の向上につながる。
「SaaS」は単なる技術ではなく、私たちの働き方、学び方、日常生活においても「便利なツール」として機能していることがわかります!
「SaaS」のメリットとデメリット

「SaaS」はインターネットを使って、必要なソフトウェアを借りるように使う方法です。
手軽に始められる便利なサービスですが、使い方によって注意も必要です。
ここでは、良い点・気をつけるべき点を、例を交えて説明しましょう。
「SaaS」の主な利点
「SaaS」の大きな利点は、簡単でコストがかからないことです!
- 自分でプログラムを購入してコンピュータに入れる必要がない
- インターネットがあればすぐに使える。
メールツールのGmailや文書作成のGoogle Docsなどがこれにあたります。
これらは
- 無料で基本的な機能を使うことができる。
- 高度な機能が必要な時だけお金を払って、追加することもできる。
また「SaaS」はどこからでもアクセスできるため、オフィスにいなくても家・カフェなど外出先からも仕事ができます!
出張中でも大切な書類にアクセスして作業を進めることができ、仕事の柔軟性が大きく向上します。
「SaaS」の考慮すべきデメリット
「SaaS」のデメリットは、インターネットに常に依存することです。
このため、インターネットの接続が悪い場所では、ソフトウェアが使えなくなること、また大切なデータを外部の会社が管理する=その会社のセキュリティが甘いとデータが盗まれるリスクがあったりもします。
例えば、顧客情報を扱うCRMツールを「SaaS」で利用している場合などはその情報が漏れてしまうと大きな問題になってしまったりします。
「SaaS」のリスクを理解し、どのように対策するかを考えながら利用することが大切です。
「SaaS」と他の「aaS」の違い

クラウドサービスには「SaaS」以外に「PaaS」・「IaaS」があります。
これらはみなインターネットを通じて提供されるサービスですが、提供する内容が異なります。
それぞれサービスを使う人の目的によって、どれを選ぶかが変わってきます。
ここでは、それぞれのサービスがどんなものか、具体的な例を挙げて簡単に説明します。
「SaaS」と「PaaS」「IaaS」の比較
「SaaS」(Software as a Service)
「SaaS」はソフトウェアをサービスとして提供します。
ユーザーは特定のアプリケーションをインターネットを通じて直接使うことができます。
(例)
Microsoft 365、Google Docsの場合:
- 文書作成、表計算などのソフトウェアをインストールする必要がない。
- インターネットブラウザから直接アクセスして使用できる。
「PaaS」(Platform as a Service)
「PaaS」はアプリケーションを開発するためのプラットフォームを提供します。
開発者はこのプラットフォームを使って新しいアプリを作ることができます。
(例)
Google App Engine・Herokuの場合:
プラットフォーム上で、
開発者が自分のアプリを設計
↓
テスト
↓
運用することができる
といった環境が整っています。
「IaaS」(Infrastructure as a Service)
「IaaS」はもっと基本的なインフラストラクチャ、つまりサーバーやストレージなどのコンピュータリソースを提供します。
企業は自社のデータセンターを持たずに、これらのリソースをインターネット上でレンタルすることができます。
(例)
Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureの場合:
- 大量のデータを保存。
- 高負荷な計算を必要とするアプリを運用する際に利用。
どの「aaS」が自分に合っているか?
どの「aaS」サービスを選ぶかは、あなたが「何をしたいか」によります!
(例)
- SaaS:文書を作成、メールを管理したい場合。
- Paas:新しいアプリを開発したい場合。
- IaaS:自分のサーバーを持ちたいけど物理的なスペースや初期投資を抑えたい場合。
それぞれのサービスには特長があり、ビジネスのニーズに合わせて最適なものを選ぶことが大切です。
まとめ
「SaaS」は、ソフトウェアをオンラインサービスとして利用することで、企業や個人に多大な利便性を提供します。
ただし、その利用にはセキュリティやプライバシーのリスクも伴います。
他の「aaS」との比較を通じて、あなたのニーズに最も適したサービスを選択することが重要です。
「SaaS」の基本理解と、適切なクラウドサービスの選択に役立つことを願います。
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