ROIについて簡単解説!その意味と効果的な使い方をご紹介!

こんにちは!中小企業のマーケティングパートナーの株式会社TORUSです。

本格的にあるビジネスを立ち上げようとした場合、「ROI」という言葉をよく目にすると思います。

しかし、この言葉の意味やどういった場面で使うのかなど、よくわからないことも多いのではないでしょうか?

この記事では、この「ROI」が何を意味するのか、そしてなぜビジネスにとって重要なのか、といったことをわかりやすく説明していきます。

ROIとよく似た用語との違いなども簡単に書いていますので、是非参考にしてください!

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目次

ROIって何のこと?:まず知っておきたいその意味

ROI=「投資収益率」のこと

ROIとは「Return on Investment」の英文の頭文字3つを並べた略語で、日本語では「投資収益率」と言います。

これは、あるビジネスやプロジェクトに投資したお金が、どれだけの利益を生み出したかを示す数字のことです。

もっと簡単に言えば、お金をかけて得た利益の大きさを具体的に数字で表したもののことですね。

例えば、あなたが新しく開店するカフェに100万円を投資したとしましょう。

そして開業後に、そのカフェが200万円の「利益」を上げたとします。

この場合100万円の投資に対して、200万円の利益があったのですから差し引き100万円のリターンがあったことになります。

つまり、投資したお金に対してどれだけのリターンがあったのかを示すのがROIなのです。

簡単なROIの計算式

ROIを割り出すのは、実はとても簡単。

ROIの計算式とはこんな感じです。

ROI(%)=利益÷ 投資したお金 × 100

これで、投資に対してどれだけの利益があったかがわかるのです。

たとえば、あなたが新しい商品の開発に100万円投資しました。

そして、その商品が売れて、実際の200万円の「利益」が上がったとします。

この場合の計算式は、

200万円÷ 100万円 × 100=200%

となります。

なぜ、ROIはビジネスで重要なのか

どんなビジネスでも、いかに最適な投資先に、最適な額の資金を投入するかがとても大切ですよね。

ROIはそういった「どこに投資するか?」「投資の大きさをどうするか?」といったことを判断するときの指標として使われます。

ROIは、その効果が具体的な数字になっているので、そのビジネスがどれだけ儲かるのか、一目で分かります。

そういった意味で、ビジネスやマーケティング戦略が効果的かどうかを判断するのにとても役に立ちますし、今後の改善点なども簡単に把握できます。

例えば、ある広告キャンペーンに多額の資金を投じたとします。

しかし、それに見合うだけの売上がなかった場合、そのキャンペーンは効果がなかったということになりますね。

それを、簡単に評価できるのがROIなのです。

このようにROIはビジネス戦略においてとても大事な指標なんです。

もう一つの指標「ROAS」とは? ROIとは何が違うの?

ROAS=「広告費用対効果」のこと

ROIと似ているもう一つの重要な指標に「ROAS」 というものがあります。

ROASは「Return on Advertising Spend」という英文の頭文字を3つ並べた略語で、日本語では「広告費用対効果」と言います。

ROIがあるビジネス全体的な投資のリターンを示すのに対し、ROASはビジネスの中の広告戦略に注ぎ込んだお金が、どれだけの効果を生んでいるかを示すものです。

ROASの計算

次に、ROASの計算方法も見てみましょう。

ROASの計算式はこんな感じです。

ROAS(%)=広告による売上 ÷ 広告費用 × 100

あなたが広告に50万円を投資し、その効果で100万円の売上があったとします。

この場合のROASは100万円 ÷ 50万円 × 100 = 200%になりますね。

つまり、投資したお金の2倍の売上があったということなのです。

このように計算して、さまざまな投資の成果を比較することができるのです。

ROIとROASの違い

似ているようで、実はけっこう違いがありますよね。

まとめると違いはこんな感じ。

ROAS」=「広告投資」に対してどれだけの「売上」を産んでいるかの指標

ROI」=「投資全般」に対してどれだけの「利益」を産んでいるかの指標

しっかりと使い分けることが大事です!

ROIとROASを上手に使い分けるには?

ビジネスでは、ROIとROASを上手に使い分けることが重要になります。

たとえば、広告におこなった投資の効果を具体的に知りたい時は、ROASを確認すれば良いでしょう。

一方、ビジネス全体としてそのビジネスが成功かどうかを判断する時はROIを使います。

これにより、そのビジネスにとってどういった部分に対する投資が一番効果的だったか、あるいはどういった点に改善の必要があるかを把握することができるのです。

このようにROIとROASをうまく使いこなすことが、そのビジネスを成功へと導く第一歩となるのです。

ROIを使いこなして得られるメリットとは?

ROIのメリット①:具体的な数値での評価ができる

ROIは投資の効果を具体的な数値で示します。

これにより、ビジネス戦略の方向性の決定をより正確なデータに基づいて行うことができます。

ROIのメリット②:簡単にマーケティング戦略が比較できる

異なるプロジェクトや投資先の優位性を比較する際に、ROIは非常に役立ちます。

たとえば、2つのマーケティング戦略に対するROIを比較することで、どちらがより効果的であるかを判断することができるのです。

ROIのメリット③:効果的に予算の配分ができる

ROIを上手く活用することで、ビジネスに投資する予算を効果的に配分することができます。

簡単に言うと、ROIが高い部分により多くの資金を投じれば良いのです。

これが、ビジネス全体としての収益を最も多くすることにつながるのです。

ROIを用いるデメリット・注意点

ROIのデメリット①:短い期間の評価しかできない

ROIが数値化できるのは、短い期間の成果だけです。

このため、中長期にわたるブランド戦略や顧客満足度などについては、数値化しにくいというデメリットがあります。

ROIのデメリット②:利益に直結しない投資については評価が難しい

ROIは研究開発や従業員教育のような、すぐに利益に直結しない間接的な投資については、評価しにくいという側面があります。

ROIのデメリット③ 未来予測が難しい

ROIは、数字化するときに過去のデータを基にします。

このため、先々の世の中の動きやビジネス市場の変化予測を考慮して数字をはじき出すことが難しいと言えます。

そのため、未来の予測やビジネス戦略の決定の際に使用する場合は、他の指標を併用することが必要になってきます。

まとめ

これまで、ROIについて基本的なことを簡単に解説しました。

ROIがビジネス戦略の決定においてとてもに重要な指標で、ただその一方で、デメリットにも目を向けて慎重に活用しなければならないこともわかりましたね。

ROIのメリット・デメリットを把握したうえで、上手に活用してビジネスの成功を目指しましょう!


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